表面粗さ Ra
加工方法と用途に対応するRa等級を確認(粗い旋削/フライスから研削・研磨の超微細まで)。図面に適切なRaを指示し、必要な箇所だけ微細に指定してコスト増を防ぎます。
Ra = 算術平均粗さ(μm)。図面では粗さ記号内にRa値を記入。旧来の三角記号 ▽…▽▽▽▽(多いほど滑らか)は現在Ra値で表記。
標準Ra系列(細→粗)| Ra (μm) | 等級 (N) | 加工方法 | 用途・面 |
|---|
| 0.025 | N1 | 超仕上げ、ラッピング | 鏡面、ゲージ、光学部品 |
| 0.05 | N2 | 超仕上げ、ホーニング | 測定基準面、高い気密・油密が必要な面 |
| 0.1 | N3 | 精密研削、ホーニング | 精密な摺動面、シール面 |
| 0.2 | N4 | 精密研削、仕上げ旋削 | 精密軸受ジャーナル、シール面 |
| 0.4 | N5 | 研削、仕上げ旋削・仕上げリーマ加工 | 精密なはめあい、シール接触面 |
| 0.8 | N6 | 研削、良好な仕上げ旋削・フライス加工 | はめあい面、位置決め面、歯車の歯面 |
| 1.6 | N7 | 旋削・フライス加工、リーマ加工 | 一般的な加工面、普通のはめあい |
| 3.2 | N8 | 中仕上げ旋削・フライス加工 | 一般的な機能面、すきまばめ |
| 6.3 | N9 | 荒旋削・荒フライス加工、ドリル加工 | 非接触面、すきまをもつ部分 |
| 12.5 | N10 | 荒加工 | 粗い面、重要でない面 |
| 25 | N11 | 荒切断、のこ切断 | 粗い素材面 |
| 50 | N12 | 荒切断、砂型鋳造 | 鋳肌など、未加工で最も粗い面 |
等級Nと Ra系列は ISO 1302 / JIS 準拠。加工方法・用途は一般的な目安で、実際は材料・工具・切削条件・機械にもよる。
よくある質問
Raとは何ですか。
Raは表面輪郭の算術平均粗さ(μm)で、値が小さいほど滑らかな面です。
旧図面の三角記号▽▽▽はどのRaに対応しますか。
旧来の三角記号(三角が多いほど微細)は現在Ra値で表記されます。対応等級は表を参照してください。
できるだけ小さいRaを指定すべきですか。
いいえ。Raが小さいほど加工コストが増します。はめあい・シール・疲労が重要な面のみ微細に指定し、他は妥当な値にします。
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