穴・軸のはめあい
穴基準ではめあいを選ぶ表:穴をH7に固定し、軸の等級を変えてすきま/中間/しまりばめにします。目的(摺動・位置決め・トルク伝達)を決めてから記号の組を選定します。
穴基準:穴をH固定、軸の等級を変える。大文字=穴、小文字=軸(例 H7/g6:穴H7・軸g6)。
はめあい — 穴基準(穴H7)| はめあい | 種類 | 特徴 | 用途例 |
|---|
| H7/f7 | すきまばめ | すきまが大きく、潤滑性がよい | 高速すべり軸受、複数の軸受で支持する長軸 |
| H7/g6 | すきまばめ | すきまが小さく、滑らかに摺動 | 軽い摺動・回転部品、ガイドブッシュ |
| H7/h6 | ほぼすきまばめ | すきまがほぼゼロで、手で組み立てられる | 摺動による位置決め、頻繁な分解・組立 |
| H7/js6 | 中間ばめ | すきままたはしめしろがごく小さい | 精密な位置決め、手または軽いハンマーで分解・組立 |
| H7/k6 | 中間ばめ | 軽いしめしろ寄り | 振動を受ける軸の歯車、プーリー、ブッシュ |
| H7/m6 | 中間ばめ | しめしろが小さい | 確実な位置決め、力をかけて分解 |
| H7/n6 | 中間ばめ(軽いしまり) | しめしろが中程度 | 確実に固定するピン・ブッシュ、分解頻度が少ない箇所 |
| H7/p6 | しまりばめ(軽圧入) | しめしろ | 位置決めピン、圧入ブッシュ、ほぼ分解しない箇所 |
| H7/r6 | しまりばめ(圧入) | しめしろがより大きい | ブッシュ・リングの圧入、中程度のトルク伝達 |
| H7/s6 | しまりばめ(圧入) | しめしろが大きい | 焼ばめ・油圧圧入、大きなトルク伝達 |
| H7/u6 | 強いしまりばめ | しめしろが非常に大きい | ほぼ永久的な固定結合 |
穴基準のはめあい区分(ISO 286 / JIS B0401)。用途からはめあいを選ぶ表で、寸法区分ごとの許容差(μm)は計算ツール「はめあい公差計算」(JIS B 0401-2 表)で確認できます。
よくある質問
H7/g6 はどんなはめあいですか。
すきまが小さく滑らかに摺動するすきまばめで、軽い摺動・回転部品やガイドブッシュに使います(表のH7/g6行参照)。
はめあい記号の大文字と小文字の違いは。
大文字が穴の公差、小文字が軸の公差です。例えばH7/g6は穴H7と軸g6の組合せです。
すきま/しめしろのμm値はどこで求めますか。
この表ははめあいの種類を選ぶ表で、μm値はJIS B 0401-2(ISO 286-2)の寸法区分によります。計算ツールの「はめあい公差計算」は常用公差クラスの許容差(500 mm まで)を自動で引き、最大最小すきま/しめしろを求めます。
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