幾何公差の記号(GD&T)
幾何公差(GD&T)14記号の意味と、データムが必要な記号を確認します。GD&Tは部品の形状・姿勢・位置を管理し、寸法公差を補完して図面を明確にし検査を一貫させます。
形状公差(データム不要)| 記号 | 特性 | データム | 制御対象 |
|---|
| ⏤ | 真直度 | 無 | 直線・軸線の理想直線からのずれ。 |
| ⏥ | 平面度 | 無 | 面の理想平面からのずれ。 |
| ○ | 真円度 | 無 | 断面の理想円からのずれ。 |
| ⌭ | 円筒度 | 無 | 円筒面全体の真円度・真直度・テーパを総合。 |
輪郭公差| 記号 | 特性 | データム | 制御対象 |
|---|
| ⌒ | 線の輪郭度 | 任意 | 線の輪郭の理論形状からのずれ。 |
| ⌓ | 面の輪郭度 | 任意 | 面の輪郭の理論形状からのずれ。 |
姿勢公差(データム要)| 記号 | 特性 | データム | 制御対象 |
|---|
| ∥ | 平行度 | 要 | 対象をデータムに平行に保つ。 |
| ⊥ | 直角度 | 要 | 対象をデータムに直角(90°)に保つ。 |
| ∠ | 傾斜度 | 要 | 対象をデータムに対し指定角度に保つ。 |
位置公差(データム要)| 記号 | 特性 | データム | 制御対象 |
|---|
| ⌖ | 位置度 | 要 | 中心・軸・面の理論位置(TED)に対する実位置。 |
| ◎ | 同軸度・同心度 | 要 | 対象の軸線がデータム軸線と一致する。 |
| ⌯ | 対称度 | 要 | 対象の中心面がデータムに対し対称である。 |
振れ公差(データム要)| 記号 | 特性 | データム | 制御対象 |
|---|
| ↗ | 円周振れ | 要 | データム軸周りに回転させたときの各断面のずれ。 |
| ⌰ | 全振れ | 要 | データム軸周りに回転させたときの面全体のずれ。 |
記号は端末のフォントで表示されます。グリフが無い場合は特性の列を参照してください。「データム」= その特性がデータムを参照するか: 無(形状)、要(姿勢・位置・振れ)、任意(輪郭 — データム有無どちらも可)。実際の公差値や理論的に正確な寸法(TED)は図面によります。本表は記号の意味の確認用です。
よくある質問
GD&Tの記号はいくつありますか。
ISO 1101 / JIS B 0021 に基づく14記号で、形状・輪郭・姿勢・位置・振れの5区分です。
どの特性にデータムが必要ですか。
姿勢・位置・振れはデータムが必要で、形状(真直・平面・真円・円筒)は不要です。表のデータム注記列を参照してください。
GD&Tは寸法公差とどう違いますか。
寸法公差は寸法を制限し、GD&Tは形状・姿勢・位置を制限します。両者は同じ図面で補完し合います。
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